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太陽光発電の点検・
メンテナンスの必要性と
定期点検・保守について
保安規制の義務化について

2023年より太陽光発電に関する保安規制が義務化されました。
10kW以上50kW未満の太陽光発電は新たに「小規模事業用電気工作物」に分類され、
技術基準適合維持・基礎情報届出・使用前自己確認の義務を新たに負うことになります。

届出を行わない、または虚偽の届出を行った場合、
電気事業法第120条第1号(30万円以下の罰金)の罰則が定められています。

既設の設備においても、対象となる場合がありますので、一度ご確認されることをお勧めいたします。
保安規制の義務化によって太陽光発電設備は運用・維持・メンテナンスが重要になりますので、
安心安全な運用のためにもソーラープラス長野にお任せください。

  • 技術基準適合維持義務の対象が
    拡大され義務化
    • 小規模事業用電気工作物(太陽電池:10kW 以上50kW 未満、風力:20kW 未満)も対象になった。
    • 技術基準の適合状態を維持することが求められる。
  • 基礎情報の届出が新設され義務化
    • 基礎情報届出の制度が新設され、小規模事業用電気工作物も基礎情報の届出が義務化された。
    • 設置者にかかる情報の他、保安体制の確認ができることが必要。
    • 既設の設備(FIT認定を受けている設備は除く)も対象。
    • 施工から6か月以内の届出書提出が必要。
  • 使用前自己確認制度の対象が
    拡大され義務化
    • 一部の事業用電気工作物(太陽光発電設備500kW~2,000kW未満)に加え、
      小規模事業用電気工作物(太陽光発電設備10kW~500kW未満)も対象となった。
    • パネルの増設など変更の工事を行った場合も、使用前自己確認結果の届出が必要。
    • 従来の電気的リスクに加え、構造的なリスクについても確認項目が追加された。
改正FIT法により
設備認定から事業認定へ

2017年4月からFIT法の改正施行に伴い、新たに事業認定としての要件が加わりました。
これまでは「太陽光発電設備」いわゆる機器に対しての認定制度でしたが、
「太陽光発電による事業計画」の認定に変わりました。
これは設備設置に対しての法令順守、
および発電開始から保守メンテナンスを経て最終的な設備の廃棄まで、
およびその記録を含めた「事業」としての認定となり、
違反した場合にはFITの取り消しとなる場合があります。

太陽光発電に
点検は必要なのか?

太陽光発電システムにおいて、メンテナンスが必要とされる理由は、太陽光モジュールの経年劣化による発電効率の低下によるものです。

太陽光モジュールのメンテナンスを怠ると、10年間で平均して発電効率が95〜97%に低下し、さらに20年後は80〜85%台まで低下します。
発電効率の低下は、発電量の低下につながります。

太陽光発電システムは、屋根の上や住宅から離れた場所に設置されることが多く、日常的な確認が難しいため、
長期間安心して使用し続けるためには、定期的にメンテナンスを行うことが大切です。


故障する箇所は?
原因は?

太陽光発電設備の中でも故障が多い箇所は、「パワーコンディショナー」です。パワーコンディショナーの期待寿命は10年〜15年程度と言われていますが、換気フィルターがホコリやゴミなどで目詰まりを起こしたり、小動物の進入などでトラブルになるケースがあります。

「太陽電池パネル」は耐久性の高い装置ですが、それでも、故障・トラブルの起きる可能性があります。

パネルが割れるケースも大変多い事例です。
台風や雹、または不特定な飛来物が当たった衝撃による割れや、太陽電池セルの一部分が焼けてしまう「ホットスポット」と呼ばれる現象が原因でパネル全体が割れてしまうケースもあります。


点検の必要性とは?

パワーコンディショナーが停止した場合は発電量がゼロになるため故障に気付きやすいのですが、太陽光発電の発電量は普段から季節や天候・日照時間によって左右されるため一定ではなく、
パネルの損失による発電量の低下などには気付きにくいのが現状です。
徐々に発電量が低下していくため、なかなかトラブルを見つけにくいのです。

また、モジュールはトラブルが起きても見えにくい屋根の上に設置されていることが一般的です。
そういう条件の下でトラブルを防ぐためには
定期的にメンテナンスを行い、不具合や故障を早期発見することが大切です。


太陽光発電の
専門店ならではの
「充実のメンテナンス」

最新の点検器具でトラブルを早期発見して、太陽光発電を長期間安心してお使いいただけるように、
専門店ならではの「充実のメンテナンス」をご提供いたします。

点検例
「ソラメンテZ 」モジュール系統調査
「ソラメンテZ 」モジュール系統調査

乾電池をイメージしていただくと分かりやすいのですが、太陽電池パネルは一枚単位では出力が弱いため複数枚直列してつなぐことで出力電圧を高めパワーコンディショナーへ送っています。

上図を参照した場合、パワーコンディショナー(または接続箱)には直列6枚ずつのパネルが4系統(4グループ)接続してあることになります。
「アイテス ソラメンテZ」では、パワーコンディショナー側でそれぞれ4系統を測定することで太陽電池パネル側に微細な故障がないかを確認できる優れた測定器です。
屋根に上らずに太陽電池パネルの故障の有無を判別することができます。
ソラメンテZで測定し仮に系統1に故障数値が検出された場合は系統1の回路内に故障パネルがあるということなので、屋根上に上り系統1のグループを赤外線サーモ、およびソラメンテ ISを使用し故障パネルの特定に進みます。

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「ソラメンテ IS 」モジュール故障調査
「ソラメンテ IS 」モジュール故障調査

故障パネルの系統(グループ)が特定できた後は「アイテス ソラメンテ IS」の出番です。太陽電池パネルは小さな太陽電池セルを直列し出力を高めることで1枚の製品になっています。このセルとセルとの直列には、パネル表面に見てとれるハンダ(銀色の部分)でつながっているため、ガラス表面であっても微弱な電気が流れています。一般にはこの微弱な電気は測定できませんが、このソラメンテ ISであれば
その微弱な電気を測定でき、正常に電気が流れているかを確認することができます。
使用方法は簡単で太陽電池パネルの表面をスーッとやさしく撫でるだけです。ピロピロピロという音で直感的に判断できるのも使いやすく作業性に優れています。

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「赤外線サーモ」モジュール故障調査
「赤外線サーモ」モジュール故障調査

ソラメンテ ISでパネル調査を行うと、音での判断になるため判断し難い微妙なケースも出てきます。またソラメンテ ISで正常と判断される場合でも、後々にホットスポットになり得るセルもあります。そんな少し熱を帯び始めているセルを調査するのに「赤外線サーモ」は役立ちます。
赤外線サーモはソラメンテ ISと合わせて使用することで、
疑わしい太陽電池パネルを可視化しパネル故障を特定することができます。

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アイテスソラメンテ
詳細を知りたい方はこちらの
「メーカーサイト」を確認ください。